読んでいる人に呼びかける系の文章を書いてみよう

 やあ、久しぶりだね。そんな事を書いても、君にはピンとこないと思う。それでいいんだよ。気にしなくていい。何て言うか、今そんな気分なんだ。良かったら付き合って欲しいと思う。


 本当、こんな感じの文章を書いてみたいと思ったんだ。親しい友人に出す手紙のようにさ。君は文通をした経験はあるかい? ネットが普及した今、文通なんて古風な事をしている人は稀だと思う。今となってはマニアックな趣味だからね。


 手書きで文章を書いて――その時点でもうリスクが高いよね。間違っちゃいけないし、読めない字でもいけない。そりゃ修正液って手もあるけど、あんまり何度もは使えない。大体、修正だらけの紙面はとてもエレガントとは言えないのさ。美しさを重視するなら、書き損じた時点で破棄するしかない。本当に厄介なものだよ。


 それでも手書きの手紙にはその人の心、魂って言うのかな、それが文字の形からも読み取れる気がして好きなんだ。勿論美しいからいいって訳でもないし、大事なのはその内容なのだけれど。

 それが分かっていても、手書きの文字にはどうしたって個性が現れるし、それはとてもいいものだよね。


 私は字があまり美しくないから、自分の書く文字はあんまり好きじゃない。きちんと相手に読み取れているかすら自信がないんだ。だから文通とかね、どう考えても向いていないとは思う。

 ネットが普及し尽くした今だったら、多分やろうとすら思わなかったと思うよ。


 それでも、昔は簡単に他人とは繋がれなかったから、こんな自分でも文通に憧れて、文通をしていた頃があるんだ。あんまり続かなかったけれどね。

 え? 続かなかった理由かい? それは簡単。相手からの返事が来なかったからさ。ずっと続いていたら、もしかしたら今でも文通をしていたかも知れないよ。


 これはメールでの交流も一緒だったんだ。まだネットが普及し始めた頃、個人個人の交流は主にメールだった。SNSがなかったからね。それで個人サイトとかをやっていたら、たまにメールが来たんだよ。メールアドレスを公開していたからね。

 でも、このメール交流もいつの間にか途絶えるんだ。その理由は文通と同じ。返信が途絶えてしまっておしまいさ。あの頃のメル友のみんな、今でも元気だといいな。


 そんな感じで、文通みたいな書き方をしようと言うテーマで文通の事ばかりを話してしまったね。興味のない君には、とても退屈な文章を読ませてしまったと思うよ。ごめんね。


 えーと、そう言う訳で、こう言う文章を書いたから何だよって事が書いてみて分かったかな(汗)。もうちょっと良い感じにしたかったんだけどね。長々続けても仕方がないし、今日はそろそろここで終わるよ。最後まで読んでくれて有難う。では、また。

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