タイトルセンス、磨いておりますか?

 ラノベでよく見られるあらすじ系のタイトル。私はそこまで好きではないのですけど、たまに受けを狙ってそれ系のタイトルを付ける事はあります。そうしたところでタイトル効果はあまりないとは思っているのですけど。


 で、ですね、こう言うあらすじ系タイトルってあんまり考えなくて済むじゃないですか。そう言うタイトルばかり書いていると、センスのあるタイトルが書けなくなるんじゃないかと思ったりするのですよ。

 そりゃあ中にはセンスのあるあらすじ系タイトルの作品もない事はないんですけど、全あらすじ系タイトルの中では少ない方だと思うんです。あらすじ系タイトルは分かり易さ重視ですから。


 〇〇がこうなって最後に〇〇になった~とか〇〇したら〇〇になって〇〇とか、そんなタイトルにセンスはいらんでしょ。それでもあらすじ系タイトルばかり付ける人は、考えに考え抜いてそう言うタイトルになったと胸を張るかもですけどね。

 ちなみに、私があらすじ系タイトルを付ける時はセンスは度外視ですよ(ドヤァ)。


 何で今更そんな事をここで書くのかと言うと、先日見た作品のタイトルが『〇〇がエッセイを書いてみた』みたいなセンスも何もないモノだったからですヨ。え? こんなタイトルでええの? って思っちゃって(汗)。

 とは言え、エッセイのタイトルは変に凝るよりストレートな方がいい気もしますけどね。私も人の事は言えませんし。


 で、話を小説のタイトルに戻しますけど、本来、タイトルは、いや、タイトルにこそ深い意味を持たせて、読了後にタイトルを見てその仕掛けに感心する。そのくらいセンスを見せつけるものだと思うんです。

 言わば、タイトルと言うのは作者の技量の見せ所な訳ですよ。


 ラノベの普及でその考え自体が古臭い過去の遺物になったみたいでねぇ。ワシちょっと悲しい……。

 と言うこの考えが、ただの杞憂であるといいのですけどね。

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