異世界転移な話は昔からあったけれども
普通の生活をしていた人がひょんなことから異界に迷い込む話って今に始まった事じゃなくて、昔からある種のテンプレとして存在していましたよね。日本の話で言えば浦島太郎とか。あれだって竜宮城と言う異界に赴く話ですしおすし。
そう言う違う世界に迷い込む話は、最後は元の世界に戻って終わりではないかと思うのです。それが正しい終わり方ですよね。
これが転生になる(転移後は赤ちゃんからスタート)なら戻る必要はないのですけどね。前世の記憶があるって言うだけなので。ゲーム世界に入り込んでしまった系の話も現実世界に戻るまでが冒険です。
で、実際に執筆している人はどう言う風に物語を締めているのかなと少しだけチェックすると、やっぱりちゃんと現実世界に戻って終わっている作品が多かったですね。安心しました。
ただ、最近の風潮で、戻れたけど異世界にも普通に行き来出来るようになってましたよ的な終わり方もチラホラとあったのですが……。
私が構想している転移モノの話も戻ってくるエンデイングを想定しています。遠足は家に帰るまでが遠足ですものね。
異世界転移モノは悲しい別れがセットであって欲しいなと思うのです。古典的な物語ではそれがテンプレでした。自分が異界に迷い込む話でも、異界からの来訪者がこっちの世界で冒険をする話でも、最後は悲しい別れを経ていつもの日常に戻るのです。
そう言う展開の話、最近はとんと見なくなった気がします。漫画のうる星やつらの最終回が別れを予感させながら結局別れなかったって言うのは、あの頃だから新鮮だったんですよ。
今ではそっちの方がデフォみたいな感じですもんね。時代ですかねぇ。
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