今後のトレンドは読み手に配慮?

 今まで投稿小説サイトがやってきたのは、どれだけ書き手が気持ち良く執筆出来るかってところにあった気がするんですよ。カクヨムはそれに関して言えば満点に近くて、執筆環境的に言えば不満はほぼありません。

 カクヨム以降の小説投稿サイトの執筆環境がカクヨムにそっくりだったりするのは、カクヨムのシステムがそれだけ完成度が高いと言う事の表れではないのかなとも思うのです。


 執筆環境はそれで完成形に近付いたとして、じゃあもう投稿サイトに進化の余地はないのか、後は運営会社が違うだけなのかと言われたら、そんな事はありません。作品を読む側に回ると、まだまだ改善の余地がアリアリなのです。


 カクヨムが出来て間もない頃にカクヨム改善案ブームのようなものがありました。その内容は、読み手を増やすためのアイディアが沢山提案されていたのを思い出します。

 会員登録して読み手側に回る事のメリット、それが薄かったんですよね。今までのサイトは。


 カクヨムを例に出すと、読み専の場合、わざわざ登録して出来る事って、評価、応援、作者・作品フォローくらいです。作品を読むのは無登録で問題ありません。

 当時出ていたアイディアでは、例えばポイント制にしてたくさん読んでくれる人に何か特典をつけるのはどうか、みたいな提案がなされていたような気がします。


 当時複数の人から提案されていたアイディアですが、現時点でほとんど反映されていません。うーん、勿体ない。運営に声が届いていないと言う事はないとは思うのですが……。

 多分、そのアイディアと運営の方針が相容れなかったのでしょう。


 現時点のカクヨムでもそこまで不満がある訳ではないのですが、色々使っているとアレがああだったらいいのになと言う部分は出てきてしまいますよね。

 登録作品の並べ替え機能とか、プロフィールの画面でもリンクが生きていて欲しいだとか……。フォロー作品の並べ替えやフォルダ化とかも出来たらいいなあって思いますし。贅沢を言えばキリがありません。


 で、話を戻して読み手側の遊び要素についてなのですが、ホビージャパンのノベルアップ+がアバターを実装していたりと面白いチャレンジをしています。

 このアイディア、以前のカクヨム改善案で読んだ事があるんですよね。意外とその記事を読んで参考にしたりしたのかも知れません。


 そんな訳で、カクヨムでも読むだけでもこんなに便利になるよ、面白くなるよって要素をどんどん打ち出していければ読み手がもっと増えるんじゃないかなとか思ったり。

 それより、カクヨム作品がたくさんヒットした方が効果があったりするのかなぁ……。人気作品があるって言うだけでも、読もうと思う人は増えるでしょうしね。

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