作品の善し悪し以外での評価もあるでしょう

 作品の内容と作者の人格は分けて考えるべきと言う風潮があります。確かに私も基本的にはそう考えてはいます。

 けれど、昨今の風潮は少し違いますよね。少し前にも過去のツイッターの過激なつぶやきのせいでアニメの企画は流れ、作品の出版も差し止められると言う事がありました。過去に凶悪犯罪を犯した人が手記を発売すると言う事に対して、賛否両論の論争が巻き起こったのも記憶に新しいと思います。


 で、作者の人格と作品の面白さは分けて考えようと言うのは飽くまでも商業作品についてだと私は思うんですよね。これがWEB小説、素人の書いた作品の評価ともなると、作者の好き嫌いが作品評価にも繋がってしまう事は普通にあると思います。

 作品はいいんだけど作者の性格が合わないから評価を下げるとか、その逆も普通にありえる世界なのではないかと。


 何故そうなのかと言うと、作者と読者の位置が近いから。プロと素人と言う立場ではなくて、同じ素人同士だと言うのがまず一点。それと作者本人ともコメント等で気軽に交流出来ますよね。それで作者の人となりを読者はかなりリアルに感じ取る事が出来る訳です。

 読む方はタダですし、嫌になったらすぐに読むのを止められます。読むのも読まないのも自由となると、誰だって自分と合わない人の作品は読まなくなると思うんですよね。私もその傾向、ありますし。


 そうして作者が読まなくなったり評価を下げた人に対してその理由を聞いてしまうのはタブーじゃないかと思うんです。ツイッターでブロックした人にその理由を聞くようなもので。

 目の前にある結果が全てです。そうしないと相手は萎縮してしまいます。敢えて触れないのがマナーなんです。


 と、言う訳で、素人作家はその人格も嫌われないようにするのが大事だなと、そう私は考えます。よっぽどの事がない限りは、そこまで嫌われはしないと思うのですけどね。

 ただ、どうしても生理的に合わない人って言うのは、それはもうどうしようもないですよー。

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