一人称モノって何が何でも一人称じゃなきゃあかんの?
一人称小説を読んでいて、主人公が出てこないシーンの描写に別のキャラを主人公に設定したシーン描写があったりしますね。別キャラ視点描写ってやつです。私、アレが苦手なんですよ。
一度主人公を決めたら、主人公はずっとその人固定の方が読んでいて混乱しません。敵側視点になったら、その敵の誰かの視点にならずにそのまま三人称表現でもいいんじゃないかなぁ。と、個人的には思うんです。
だから私が書く一人称作品は別キャラ視点にはなりません。その場に主人公がいないシーンの描写は自動的に三人称視点となります。それが正解かどうかは分かりませんけど。
一人称作品の中には主人公を複数用意して1話の中で同じシーンを何度も別視点で描写する作品もあったりします。それって、小説ならではですよね。あ、だから敢えてそうしているのかも。個人的にはすごく苦手なのです(汗)。まだ別のシーンの描写ならありだとは思うんですけどねぇ……。
心理描写と地の文が地続きな作品も苦手なのですが、更にここにキャラ別視点が加わると自分の頭の処理能力が追いつかなくなってきます。誰が主人公か分からなくなってきますし。多分作者的にはメインキャラ全員が主人公って事なのでしょう。話が面白ければ読めるのかも知れませんけど……。
面白い作品って、その辺はちゃんと配慮されているんですよね。例えば一人称の場合なら主人公の出てこないシーンは描写しないとか。
別シーンの描写の必要な作品があるのは分かりますし、その作品を一人称で書きたい気持ちも分かります。この辺のバランスをいい感じにするのは結構難しいのかも知れませんね。
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