YOUはどこまで設定を?

 執筆にするに当たってまずする事と言えば設定を考える事だと思うのですが、皆さんはどのくらい作り込んでいますか? これ、人によって様々だと思います。必要最低限の部分しか決めない人や、作品に出てこないところまで作り込む人。設定を考えるのが苦手な人から、設定を考えるのが好きな人まで。


 所謂厨二病の人達は設定が大好きで、それが高じて架空の設定を現実に持ち込んでしまった人々ですよね。厨二病の人や元厨ニ病の人は黒歴史の設定ノートの一冊や二冊は確実にあると思います。処分していなければ(汗)。


 さて、設定にも色々ある訳ですよね。厨二病の人達がまず重視するのは能力関係の設定、そして世界観の設定。バトル作品には必須です。次はキャラ設定、主人公、ライバル、仲間、敵、その他諸々。アイテムが出てる作品ならアイテム設定も作らないといけません。


 人間関係が重要になる作品、例えばラブコメ、恋愛作品なら、相関図と作品が進むに連れてその関係がどうなってくるかもしっかり決めておいた方がいいのでしょう。

 スケールの大きな作品なら所属する組織やら国や他国との関係、各国の歴史やら歴史認識、複数の神話や宗教も設定しておくべきかも知れません。人種や人種問題もあるといいかも知れませんね。


 ある創作論を読んでいたら、その人は作品を作る時にまずその世界の地図から作るって書かれていて、世界観が違うなと感じました。きっと世界をくまなく冒険する、スケールの大きな作品をよく書く人なのでしょう。


 ひとつの世界をまるごと描くなら、現実の世界を構成する要素を全てぶちこむとリアルになりますよね。風土、風土病、言語、風俗、その土地に住む人々の気風、侵略したりされたりの民族的な歴史、過去の因縁、その土地ごとの特徴や特産品、その土地ならではの問題点……。話によっては聖地やらパワースポットやら呪われた場所など、特殊な場所の設定も必要でしょう。


 個人の設定でも性格と見た目、長所短所くらいで終わらす人もいれば誕生日、血液型、信念、一人称、ジンクス、過去のトラウマ、好きなもの、嫌いなもの、服のセンス、歌唱力、運動神経、器用さ、頭の良さ、特殊能力、持病、パニックになった時の行動、異性といる時の行動パターン、似合う髪型、口癖、人生哲学、病歴、向き不向き、性癖、運の善し悪し……などなど。設定をしようと思ったらいくらでも決められます。


 この辺、私はすご~く適当です。必要になったらその場で作るくらい決めごとは少ないかも。だから後付設定が多くなって、物語的には破綻してる場合が多いんですよねぇ~(汗)。

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