プロでも何度も書き直すのだから

 ワナビと言うか、書き手の皆さんの中には推敲が苦手な方がいらっしゃいますよね。私がカクヨムに来る前、なろうにも来る前、みんなのJPの小説コーナーで満足していた頃、そこでいい小説を書く人がいたのですが、細々としたところが残念な出来だったんです。私はその小説の改善点を個人メッセージで伝えました。その人は推敲が苦手だったらしく、全く推敲をしないと言う人でした。


 推敲は大事です。いくら書き上げたってそのままだと不備な部分がどこかしらあるものです。誤字、脱字、表現が正しくなかったり、描写が足りなかったり、無駄な描写があったり。そう言うのは書いてすぐには見つからなかったりします。なので一度書いた文章を半年ほど寝かして、そこでもう一度読み直すと言う人もいます。

 私も創作小説は基本ある程度寝かして何度も読み直してから公開しています。


 プロの作品になると編集さんと何度も文章を練りまします。ダメ出しを何度も食らいます。プロだから作品の質が高い、それは確かにそうなのですけど、更に何度も改稿を繰り返すからこそ完成度が高いんですね。

 アニメや映画の脚本とかもそうです。何度も何度も改稿します。20~30回書き直すたりする事もザラです。そこまで磨き上げるから質が高いものになるんですね。


 プロですらそんな感じなのですから素人ならもっともっと推敲、改稿をすべきなんです。それをめんどくさがっちゃいけないんです。

 幸い、私は推敲、改稿大好きマンなので自作を読み直して違和感を感じたらすぐに修正しています。


 確かに多少修正したところで大袈裟な効果が現れるとは限りません。

 けれど、直す事で確実に文章は洗練されます。少なくとも無駄ではないんです。一度書き上がったらまずは読み直す事。そこで少しでも違和感を感じたらこまめに直す事。これを心がければ、それをしなかった頃よりは確実に文章の質は良くなると思います。


 折角いい作品が書けているのに、それが文章の不備で読まれないのだとしたら勿体ない話です。文章を磨き上げて、書き上がった作品がひとりでも多くの人に読まれますようにと願います。

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