営業レビュー?

 カクヨム利用者がたまにする言葉にセルフプロデュースは大事と言うものがあります。読み専があんまりいないから人脈を作らないと読まれませんよと言うものです。


 曰く、まずレビューをして交友関係を広げましょうと。営業と考えてレビューしましょうと言うアレです。


 私はその考え方は寂しいと思うんですよね。レビューは素直な感想であって欲しいと思うんです。営業だとそこに自分の欲望が混じってくるじゃないですか。思ってもいない事を言ってしまいそうじゃないですか。そう言う意志がなくても営業にはそう言うイメージがあります。


 そんなに面白い訳じゃないけど、この人レビューをよくする人だからレビューしたら読んでくれるな。うん、ゴマすっとこうとか。この人全然レビューしない人だからレビューするの止めとこうとか。そう言う打算が入っているんじゃないかなと感じてしまうんです。レビューが作品の質以外で判断されていそうな気がするんですよね。


 私の作品に入ったレビューでも変に持ち上げたりしているのがあるので、これ、本心で書いているのかな? 本当に作品を読んだ上でのレビューなのかな? と、思う事があります。そう言う内容のレビューがみんな下心があるとは限りませんけどね。

 どんなレビューも素直な感想を書いていると思うべきなんですが……。


 例えば、笑える部分もないし笑わせるように書いた覚えもないのに笑えましたとか書かれると……(汗)。せめてどの部分がそれに該当したのか教えてもらいたいと思ってしまいます。単にその人の笑いのツボが普通と違うだけなのかも知れませんが。


 レビュー問題はコンテストでもよく話題に上がりますよね。読まれる為にレビューしようと言う行為はあらぬ誤解を生む元です。レビュー自体が悪いと言うのではありません。素直な感想であればいいんです。余分なものが混じっていなければ。


 例えば自分はレビューしたのに相手は作品を読んでレビューを返してくれなかった失礼だ!とか。自分は星3つ入れたのに相手が返してくれたレビューは星2つだった、酷い!とか。そう言う思考パターンの人もいるんじゃないかと思うんですよ。そう言うのはねぇ。ちょっと違うと思うんです。


 ギスギスせずにいい雰囲気で作品を楽しみたいですね。そう言う雰囲気は利用者である私達が作らないといけません。いくら運営が頑張ってもコントロール出来るものじゃないですから。


 気軽に応援出来て、気軽にコメントを残せて、気軽にレビュー出来る。カクヨムがそう言う場所であって欲しいと私は思います。

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