タグ補正とかなかった

 タグは思いつく限りたくさんつけましょう。WEB小説講座ではよく目にするフレーズです。私もそれを信じていました。

 しかし、しかしだ諸君!人気のないタグをいくら付けたところでそれは屁の突っ張りにもならんのですよ!


 え?そんなの分かっている?当然だろ?

 確かに言葉にすれば簡単です。実にその通りであり誰だってそんな事は分かっていると思います。

 では言い方を変えましょう。人気のタグって何ですか?


 答えられますか?何が人気で何が不人気なのか。これに答えられる人は多分タグをうまく使いこなせる人でしょうし、PVに苦悩した事がない人でしょう。


 そうです、人気のタグって分からないんですよ。そもそもタグで小説を探す人はいるんでしょうか?いや、いるとは思いますけど、多くの人がそう言う探し方をするでしょうか?私は疑問に思っています。タグをクリックするようなピンポイントで小説を探す人は少ない気がするんです。


 多くの人はジャンルだったり、ランキングだったり、レビューだったり、フォロワーさんの作品だったり、そう言う流れで作品を選んでいるんじゃないでしょうか。

 私だって特に読む作品を決めていない場合はそう言う方法で小説を選んでいますし。


 と、言うのもですね。私、ある季節的なイベントをテーマにした作品を書いたんですよ。勿論その季節的なイベントのタグも入れました。これでこの季節的なイベントをテーマにした作品を読みたい人の需要は抑えたと思ったんです。


 で、結果がPV7ですよ。一桁ですよ一桁。2話で、前後編でPV7。つまり一話あたり平均PV3.5ですよ。投稿してから3ヶ月以上経ってもPVの数字は増えません。

 評価されてないから、レビューされてないから増えないじゃ、とか思うでしょう?残念でした。その作品は評価されてますし、レビューも書かれています。それでもPVは7のまま一向に増えていないんです(※執筆時)。


 設定した季節的イベントは結構有名なイベントです。同じタグの作品も何作も検索すると引っかかりましたが、その殆どがタグの恩恵に預かれていません。人気の作者の作品が読まれているだけでした。

 もしかして自分の作品が一番読まれていないのかもと思って調べたらPV4と言う作品を発見――って、底辺を争っても仕方がないですね……。


 つまり、タグに期待をしてもダメだって事です。そりゃ目を引くタグならもしかしたら効果があるかもしれませんが、例えば――そう、パンツとか。そう言うのでもない限り、タグにほとんど意味はないと思った方がいいでしょう。


 もしかしたらタグ補正を感じられないのは単純に読み手が少ないからなのかも知れません。いつかカクヨムに読み手がたくさん来てくれるような状況になったら、タグ経由で作品が読まれるケースもまた増えるのかも……。そうなったらいいなぁ……。そうなって欲しいなぁ……(遠い目)。

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