キャラクターの書き分け

 さて、創作物を書いているとよくぶつかる事のひとつがこのキャラの書き分けではないかと思うのですが、どうでしょう皆さん。


 以前に口癖キャラの記事を書きましたけど、個性的な口癖はキャラを書き分ける時にいい武器になりますよね。

 しかし、しかしだ諸君!登場キャラが全員変な口癖になるとその作品はギャグになってしまう。良くてコメディかな。シリアスで重厚なストーリーには合わないわけですYO!


 漫画だったら絵があるから書き分けは特に気にしなくても別に問題ないと思うんですけどね。似た口調で似た性格のキャラがいても。小説でそれをやると読者ばかりか作者まで混乱しかねません。

 本当、書き分けって難しいです。性格を極端にしないと分かり辛いです。と言ってそう言うキャラばかりでも読むのがしんどくなりますしね。


 よく子供は子供っぽい喋り方で老人が老人ぽい喋り方をするのもそう言うお約束なのですじゃよ。テンプレは行き着いた上での最大公約数なのねん。


 で、複数のキャラが会話をする描写、漫画なら違和感なく進められますが、これ、小説だとすごく難しいですよね。私、ここで苦戦しているアル。


 3人以上が会話している時、常にABがメインで会話していてたまにCが横槍を入れる。これなら描写もそうでもないんですけど、メイン会話が流動的でABが会話していると思ったらいつの間にかBCになっていたりACになっていたりなんて表現になると私の場合、イチイチ発言前後にこれはAが話した。とかそこでBが横槍を入れるとか。詳しく説明する描写になってしまいます。あんまり頻繁だと読む方は会話を読むのもしんどくなりますよね。


 そもそも小説ってそんなに会話を続ける事って多くない気がします。地の文で説明されちゃう事も珍しくないような。

 話す順番が確実に決まっている会話描写ならよく見かけますけど、複数のキャラがランダムで話すような会話劇のいい表現方法ってないものでしょうか。

 やっぱり会話ごとにこれは誰々が話したって説明するしかないのかなぁ。


 SSとかでたまに見るインタビューの書き起こしみたいな「」の前にキャラの名前を書く表現は嫌なのでやりたくないのですヨ。これを採用しない限りはランダム会話をスムーズに読ませるって言う問題は解決しない気もするのですけどネ……(汗)。


 文字でしか表現方法がない小説の場合、キャラの書き分けは口調とか語尾とか話し方とか方言くらいしかないですよね。後は英語交じりのルー語とかキャラに酔っている中二病とか。


 うん、まぁ、そんな訳で多人数が同時に話す的な表現は小説の苦手分野ですので、そこをうまく表現している作品があったら是非参考にしたいので誰か教えてくださいなーっと言うのが今回の内容なのでした。今書いている作品でそう言うのに挑戦したくて。いやはや、未熟ですみません。

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