100万の命の上に俺は立っている

 この作品は別冊少年マガジンに連載されている同名漫画が原作となります。2020年9月時点での累計発行部数が150万部を突破しているのだとか。私は別マガを読まないので原作は未見ですね。なので原作との比較は出来ません。

 このアニメの特徴としては、いきなり1話でいらすと屋さんバージョンを発表したりと、見当違いな方向に力を入れていたと言うところでしょうか。


 個人的な感想で言えば、主人公の考えが偏っているのであんまり面白くはありません。一応それを咎める仲間もいるので最終回までには何とかなるのかもですけど、今の所性格は特に変わった風でもないですね。

 うーん、今はこの作風が人気になるんだなぁ……。


 アニメのクオリティも正直あんまり高くはない感じです。いらすと屋さんバージョンなんて作る余裕があるのなら、もちょっと本編のクオリティに力を注いで欲しい。ただ、原作の再現度で言えば、これで正解なのかも知れませんけどね。


 で、作品の内容ですけど、ありがちな異世界転移型のファンタジー作品です。ゲームマスターと呼ばれる未来人が現代日本の少年少女を異世界に呼び出して、そこでクエストをさせると言うもの。この未来人がむっちゃ胡散臭いんですわ。

 何故主人公達が選ばれたのか、その選考理由はさっぱり分かりません。原作では明かされているのかな?


 召喚された主人公達は現地の人からは勇者と呼ばれていて、死んでも復活出来たりと勇者特典を持っています。後、初期で魔法使いになるとすごく役立たずだったりするなど、職業によって有利不利がハッキリしていたりして。


 タイトルの『100万の命~』の部分、ここがまだ作中で明らかになっていないのですよね。予想としては舞台となる異世界の大陸の総人口なのかなと言う気もするのですが、実際のところはどうなのでしょうね。


 とにかく、主人公の性格がアレなのと、アニメのクオリティがアレなのであんまり力を入れて見てはいません。この話どこから面白くなるん? って言う思いだけで見続けている感じですね。アニメ化して単行本の売上の上がる効果あるのかな……。とは言え、こう言う作風が受けているのならアニメ化効果もあるのかも? うーん、今時の若者の感性は分からんのう。

 今までの主人公にはない性格なのは事実ですし、そう言う新鮮さが受けているのかも知れませんな……。

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