富豪刑事 Balance:UNLIMITED

 この作品はベテラン作家の筒井康隆先生が1978年に刊行した同名作のアニメ化ですね。過去には2005年に深キョン主演で実写ドラマ化もされているそうです。私は見ていないのですが(汗)。


 タイトルに余分なものがくっついているので分かるように、かなり原作をアレンジしているようですね。私は原作未読なので、どのくらいアレンジしているのかは分かりません。まぁ、原作が40年以上昔の作品ですし、舞台をその年代にしない限りアレンジは当然とも言えますよね。


 んで、富豪刑事のネット辞書を読むとですねぇ。原作はそもそもバディものではないみたいなのですよ。その時点で、もはや原作要素は原作の設定と主人公の名前くらいなのでは? と思ってしまいます。主人公の神戸大助の性格も違うようですし(原作未読なので確証はないですが(汗))。


 と言う訳で、この作品は原作モノではありますけど、ほぼオリジナルだと思った方がいいのかもですね。ドラマ版の方も主人公の性別を変えちゃってますし、かなりオリジナルだったのではないかと思います。アレンジされる宿命の作品なのかも。


 んで、この作品ですが、例のウィルスのせいで2話までしか放送されていません(※執筆時)。なので、すごく浅く語る事しか出来ないのですよねー。残念無念。

 どうやら7月から改めて1話から放送される予定みたいなので、実質夏アニメなのかも知れませんな。放送再開後はスムーズに放送出来るのでしょうか?


 7月から再開と言う事で、感想記事も7月以降にした方がいいのかも知れませんけど、もうここまで書き進めちゃったのでこのまま浅い感想を続けたいと思います。


 で、2話までしか見てないパターンが続くなら、この作品は人情刑事の昔ながらの捜査と富豪刑事の金を惜しみなく使う斬新な捜査での同時進行で、お金を使いまくった方が悪人の逮捕に近付けると言う展開になるのかなと。

 興味深いのは、人情捜査でもある程度の真相には近付けると言うところでしょうか。最後の最後で人情では辿り着けない壁があって、そこを金の力で突破する、と言うパターンのようです。


 勿論ある程度まではこのテンプレを踏襲しつつ、ラストの方では人情と財力を融合させた感じになるのだろうと思うのですけどね。それもまたお約束ですし。

 こう言う破天荒な話は最後にどこまでバカバカしくスケールが大きくなるのかを楽しむ作品でもあると思うんですよ。本来なら、今頃はこんなにバカバカしい大袈裟な展開になったわーって楽しんでいたはずなのですけどね。返す返すも残念です。


 作画クオリティーは高いですし、テンポも良いのでアニメの質は全く問題ありません。放送が再開されたら、改めて楽しみたいですね。

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