劇場版 幼女戦記

 都会の方では2月の初旬から上映が開始されたこの映画、地元では今頃(※執筆時)絶賛上映中なのでございます。シティーハンターもまだ来てないヨ。これだから田舎は……(遠い目)。


 さて、嘆きの言葉はこのくらいにして、観てきました、幼女戦記の劇場版。テレビシリーズのあの狂気がそのままスクリーンに投影されていましたよ。いやあ、迫力がすごかった。劇場で観る幼女戦記、映画料金を払う価値があります。


 最初に結論を言えば、テレビシリーズが好きだった人には手放しでオススメ出来ます。あのノリのまま、テレビシリースの続きの物語が楽しめますからね。軍隊用語がガンガン出てきてクラクラしましたよ。


 続きの物語なので、テレビシリーズでは顔見せ程度しか出てこなかったデグレチャフ少佐のライバルが本格的に出てくるんです。彼女と少佐との一騎打ちがこの映画のクライマックス。

 2人共常軌を逸した魔道士なので、まるでドラゴンボールの最終決戦のような攻防が繰り広げられます。すっげえぞ!


 この時のカメラワークがまた最高なんです。どんだけ街を破壊すんねんって言うね。勝敗とかここで書いちゃうとネタバレになるので書けませんけど。


 毎回逆境に追い込まれる少佐率いる帝国軍第203航空魔導大隊ですが、今回も大変な戦況に投入されるんですよね。戦争の悲惨さとか、司令部と実際の戦線との格差とか、戦争の狂気が映画でもしっかり描かれていて、どこに正義があるのかと言った感じで見る事も出来ます。戦争に絶対の正義なんてないんですけど。


 今回、映画の部隊にロシアっぽい世界が出てくるんですけど、あれ、大丈夫かな。異世界だからね、まだね。ゴルバチョフみたいな人が出てきて、その人がすごくイカれてるんですけどこれは大丈夫ですかね? ちょっと心配になりますね。

 幼女戦記の戦闘の舞台に東アジア圏っぽい世界が出てきたら多分色々と物議を醸しだしちゃいそう。原作でそう言うシーンがない事を願うばかりです。あったらアニメ化は無理じゃのう、多分(汗)。


 人を選ぶ作品ですから、予告編で興味を持った人だけにオススメします。好きな人はきっと大満足すると思いますよっ。

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