　えー、そんな訳で新年もあけまして。秋アニメの振り返りでもやってみちゃったりなんかしたいと思います。秋アニメも色々ありました。皆さんは楽しまれましたか？

　あかねさす少女

　一言で言うと雰囲気アニメでしたね。この作品の魅力がイマイチ分かりませんでした。弟は最後まで見つからないままだし。メガネちゃんだけパラレルな人が自由に動いていた理由も分からんし。世界を崩壊させる現象も具体的な説明がなかったし。設定されていなかったのか、表現出来なかったのか。ま、刺さる人には刺さったようですし、それでいいのかも。

　色づく世界の明日から

　背景美術の美しさが特筆モノでした。魔法使いの出てくる創作物は色々ありますけど、現代社会を舞台に生活に密着した魔法使いと言うのは中々に新鮮でした。童話的な魔法でしたしね。青春描写も中々に甘酸っぽかったです。

　INGRESS THE ANIMATION

　私、ゲームのイングレスはプレイはしていないのですけど、陣地を奪い合うだけのゲームをよくここまで物語に仕立て上げられたなあと。かなりスケールを大きくしつつ、最初から計画通りだったんだぜってあのテンプレの構成ね。面白かったです。

　SSSS.GRIDMAN

　秋アニメの大本命。元ネタを知らなくても面白いし、元ネタを知っているとさらに面白いアニメでした。フェチ心をくすぐる演出やらアングル、特撮を意識した怪獣の動きやアングルが実に素晴らしかったです。声優の演技や挿入歌やＢＧＭの演出、作画クオリティ等、語り尽くせない程に凝っていました。テーマ的には旧劇エヴァと一緒でしたねぇ。

　ガイコツ書店員本田さん

　ガイコツの本田さんの独白が面白くも楽しい作品でした。かぶりもの同僚の人達も個性豊かで。話のテンポも良く、書店の裏側を楽しく見られたと思います。大変ですね、書店員さんも。

　CONCEPTION

　全方向にふざけた作品でした。ゲームが元ネタなので、ゲームをしていた方が楽しめたのかな。ランチパックリとかよく考えたなってネーミングセンスやら、斜め上に飛んでいく展開やら、戦闘はおまけと割り切った演出やら、まぁ色々と楽しい作品でした。

　ゴブリンスレイヤー

　ゴブリンの恐怖をこれでもかと描いた作品。作品によって描写は多少違いますけど、この作品のゴブリンは他作品と比べても一番凶悪だったのではないでしょうか。作品のメインテーマなので当然ですよね。原作の残酷描写をよくあのレベルに抑えたなーと感心してしまいます。それでも批判はあったみたいですけど……。力ではなく、知恵で勝つって言うのがいいですね。

　青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない

　思春期症候群が何でもありな作品でした。うまくＳＦと学園ラブコメを融合させていますよね。異能バトルの異能者のように次々とトンデモ思春期症候群が現れるので、これどうやって解決すんねんとツッコミを入れながら見ていました。まぁ記憶が別人格になったりとかは現実にも有り得そうな話ではありましたけど。まだ伏線が残っているので、映画、地元で上映していたら観るかなぁ。

　ゾンビランドサガ

　ゾンビで佐賀でアイドルと言うネタ盛りだくさん過ぎな作品で、今期一番のダークホースでした。ＭＡＰＰＡ初のオリジナルアニメとして私は放送前から注目していたのですけど、多くの人に受け入れられて本当に良かったです。基本笑えるエピソードなのですけど、その中に泣けるものもあったりして話の完成度も高かったですよね。謎の明かされていないメンバーも居るので、この先の話も何らかの形で描かれると嬉しいなと思います。

　DOUBLE DECKER! ダグ＆キリル

　架空の世界を舞台にしたバディもの、最終回間際の展開には目が点になりました。そこまでスケール大きくしちゃう？　みたいな。軽い掛け合いと最後には何とかなっちゃう安心感が良かったですね。最後の最後にとんでもないギャグで終わっちゃうし。肩肘張らずに楽しめました。２期、きたらいいなぁ。

　メルクストーリア -無気力少年と瓶の中の少女-

　童話のような優しい世界観が全てに統一されていて良かったです。結局旅の目的だたメルクの謎は解けませんでしたけどね。描かれる物語もお子様に見て欲しいものばかりで。大人になってから見ると懐かしさすら感じるんですよね。こう言う雰囲気の作品、最近はあんまり見られないのが残念です。休日の朝に一年かけてじっくり描いて欲しい作品でした。

　ユリシーズジャンヌ・ダルクと錬金の騎士

　百年戦争の時代のフランスを舞台にジャンヌ・ダルクが活躍する話――かと思ったら、トンデモ錬金術賢者の石アニメでした。クライマックス直前の神の降臨シーンの突拍子もなさったらもうね。どんな選択肢を選んでも結局ジャンヌは火炙りにされてしまうって言うのは本当に悲劇だと思います。アニメではそこまで描いていませんでしたけれども。

　RErideD-刻越えのデリダ-

　今期雰囲気アニメその２。色々と何もかもが都合のいい、テーマのために舞台を整えましたよ作品でした。ほんのちょっと選択肢を変えただけで世の中はハッピーエンドになるんだよってすごい力技をかましてきた時には乾いた笑いしか出ませんでしたよ。きっとツッコミを入れながら見るのが楽しい作品だったのでしょう。そう言う作品ってありますよね。

　RELEASE THE SPYCE

　スパイスの力ってすごい！　と言う作品でした。スパイ要素もあったのですけど、アクションがメインで、キャラ同士のドラマを描いていましたね。この作品を見る人はそっちを楽しみたい人が多かったのだろうし、その選択で間違っていなかったと思います。ほとんどの問題を主人公達だけで解決していて、頼りになる大人の描写もあんまりなかったですしね。

　と、こんな感じでしょうか。２期モノや完結していない作品を省いたらこんな感じに。あの作品を語ってないじゃんと言うのもありますけど、どうかご容赦を。

　今期一番面白かったのはやっぱりグリッドマンですね。次はゾンビランドサガ。後はメルクストーリア、本田さん、ダグ＆キリルも好きでした。個人的な感想なので異論反論当然あると思います。どうか生暖かい目で見てくださると嬉しいですよ。