DOUBLE DECKER! ダグ&キリル
この作品はネット辞書とかによるとタイバニの流れを汲むバディもののシリーズとして制作されたのだそうです。私、タイバニを見た事はないのですが、その人気だけは知っていたので、ほーんこれはまた面白そうな作品が始まるんやなという感じで注目していました。原作のないオリジナル作品ですしね。
で、始まってすぐにおお、と感心します。何故かと言うと、この作品の舞台が地球ではなかったから。昔は割とよく見かけていたこの設定ですが、最近じゃ珍しくなりましたよね。設定でも作品の舞台は都市国家リスヴァレッタとしか説明されません。
今の時代にこれはすごい。一応別世界だと分かるようにお日様が2つ浮かんでいたりもします。あ、これSFでたまに見るやつだ。定番SFでは月の方が2つだったりしますな。ここにも何か伏線が仕込まれていたりして?
んで、そのリスヴァレッタで活躍する違法薬物専任捜査官の話がこのダグ&キリルなんです。この作品の文明は現代よりちょっと進んでいる設定で、現代以下なのは通信関係くらいでしょうか。スマホは皆さん持っていませんから。そのくせアンドロイドは実用化されていたりします。深く考えちゃダメなんだぜ?
作品の雰囲気はアメリカの刑事モノをイメージすると分かりやすいかと思います。ザックリ言うとあんな感じです。作風は重いテーマを扱っている割に基本的にノリが軽いんですよね。上司がまたいい加減な感じですし。
ストーリーの中心となっているのは新人刑事のキリルなのですけど、熱血単純バカを絵に描いたような存在です。それでいて適当に論文を書いてしまえる謎の才能を持っていたり、軍にスカウトされたりと、何か謎が隠されている感じもあります。才能的な片鱗はまだ見せていませんけど(汗)。
もしかして彼、作品の終盤あたりで覚醒したりとかするのでしょうか? ずっとへっぽこなままの方が微笑ましいんですけどね。
で、この作品の重要なキーになる違法薬物のアンセムですが、パッチみたいな物を肌に貼り付けて薬物を身体に取り込む仕組みで、体に合わないと怪物化するんですね。物語の基本パターンは主人公達が悪人を追い詰める→悪人がアンセムを使って暴走する→主人公達が頑張って暴走した悪人を鎮圧→ハッピー・エンドの流れとなります。
この部署のメンバーは何人かいますが、みんな個性的。その中でメインで活躍するのは暴走する新人とそれをしっかりサポートするベテランのコンビ。ベテランのタグも普段はぼうっとしている感じで、決めるところだけはきちっと決めるみたいな。
このノリを受け入れられる人は面白く感じると思います。私は面白く見ていますよ!
オープニングを見る限り、主人公達の一番の敵は敵組織内でBと呼ばれるバンブーマンと言う事になるのでしょうか? アンセムを使っていないのにアンセムで暴走した人並みか、それ以上の戦闘力を秘めています。
このバンブーマンの見た目が私、どうしてもヤッターマン1号に見えてしまうんですよ(※個人の感想です)。全体的に白いからなのかな? 多分イメージはバットマンのジョーカーとかなのでしょうね。
この作品が1クールだとしたら、そろそろクライマックスでしょうか?(※執筆時) 最後までこのノリを維持して楽しく見ていられたらいいなと思います。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます