からくりサーカス

 からくりサーカスと言えば富士鷹ジュビ――もとい、藤田和日郎先生の代表作とも言える人気漫画ですよね。それが連載終了から12年の時を経てアニメ化されました。うしおととらでもそうですが、何故アニメ化にここまで時間がかかってしまったのでしょう? 逆に言うとそれだけの時間を経てもアニメ化に踏み切れる程に原作の魅力が素晴らしいと言う事でもあるのですけれど。


 原作が素晴らしいと言う紹介はここまでにして、再現度の話に移りたいと思います。まず、気になるキャラデザですが、うしとらの時より再現度が高い感じがしますね。うしとらも悪くはなかったのですけど。今回アニメの制作は刻々のツインエンジン。今の所クオリティに問題はなさそうな感じです。


 そうして、原作は全43巻の大長編なのですが、アニメではたったの3クールしか用意されていません。うしとらも3クールでしたが、やっぱり尺が短いですよね。かなーりカットされる事が予想されます。


 スタッフはもっと長尺にしようとしてくれたようなのですが、藤田先生が3クールで行こうと決断されたのだそうで……うーん。個人的にはせめて4クールにはならなかったのかなァと思うところなのですが、決まった以上は仕方ないですね。どうか素晴らしく濃い3クールになって欲しいと思います。


 話はまだ序盤ですが(※執筆時)、原作は雑誌でしか追っていなかったので今のところ新鮮に楽しめています。カットされた部分もちょこちょこ分かる感じで。

 ただ、話が圧縮されてテンポが早いですからね。初見の人も楽しめてくださっているといいのですが……。


 これからどんどん面白くなってくるので毎週が楽しみです。ちょっとキャスト的にベテランさん勢が多い感じなので、勝役の新人さんも緊張しているんじゃないでしょうか? きっといい経験になる事でしょうね。流石に2500人超から選ばれただけあってすごく声が合っています。今後も活躍されますように。

 声優関係で言えば、うしとらでは白面の者ととらを演じていた2人がからくりではしろがねと鳴海役って言うのが面白いですね。


 うしとらの時は最後まで筋少がOPを担当されていましたけど、からくりでは最後までバンプが担当してくれるのかな? そうだと有り難いなぁ。

 EDのロザリーナの歌声もサーカスがテーマの作品に相応しい雰囲気ですね。今はまだ前に担当していた妖怪アパートのイメージが抜けきれていませんけど(汗)。


 同じ藤田作品と言う事でついついうしとらと比較してしまいましたけど、この作品はこの作品として面白くなっていって欲しいと思います。そうしてきっとこの願いは叶ってしまうんだぜ。

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