　と言う訳で大体の春アニメが終わったところで恒例の振り返り企画を開催したいと思います。今回からその期に終わった２クールモノ作品の感想も軽く一言書く事にしました。異論反論あると思いますけど、個人の感想なのでどうか生暖かい目で読んでくださると幸いに思いますですよ。

　あまんちゅ！　～あどばんす～

　あまんちゅ！　の続編ではあるのですけど、前クールよりファンタジー要素が増えてびっくりです。実はそう言う作品だったのですね。スキューバエピソードは流石の描写でした。ゆったり流れる時間軸が良かったですね。

　異世界居酒屋～古都アイテーリアの居酒屋のぶ～

　この作品の一番の特徴はあのテロップ表示でしょう。私、見ている内に段々馴染めなくなって、途中から画像を見ずに声だけ聞いてラジオドラマ状態にしていました（汗）。後、のぶプラスは良かったです。なぎらさん、いい味出してたなぁ。

　宇宙戦艦ティラミス

　ちょうどいい時間で中々笑えるコメディで最後まで楽しめました。何も考えなくても楽しめるっていいいですよね。ストーリー的に深刻になっても話が変わったら全部リセットされていそうな雰囲気、好きですな。後、あのＥＤも耳に残りましたｗ

　お前はまだグンマを知らない

　本当に私は群馬を知りませんでした。この作品のおかげで少しは群馬通になれたかなと思います。ただ、あの最終回の終わり方はスケールが大きすぎます。あの後、みんな無事に群馬に戻れたのかなぁ……。

　Caligula -カリギュラ-

　ゲーム原作で、でもゲームとは違う終わり方をしたみたいですね。ゲーム未プレイなのでよく分からないのですけど……。なんか色々不自然な点は投げっぱなしで終わった気もしますが、みんなが過去の出来事に向かい合って過去を克服出来たようなので、取り敢えずはそれでいいのでしょう。

　Cutie Honey Universe

　何か最後はエラい力技で終わった作品。ハニーの特徴の７変化がもうちょっと生かされて欲しかったなぁ。すぐにエネルギー切れするのもハニーが強いんだか弱いんだかよく分かりませんでした。

　銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅

　とても質の高い作品でしたが、私はＣＧの艦隊戦シーンばかりに目が行ってました。多分それは中途半端に原作の流れを知っていたからなのでしょう。戦場は無能が足を引っ張るから悲劇が大きくなるのだなと学びましたね。無能を昇進させてはいけませんな。

　グラゼニ

　ヒロインが最終回になってやっと出てくる作品、こんな構成初めて見ましたｗ　プロ野球選手のビジネスとしての裏話がとても面白かったです。この作品を見るとプロ野球を見る目が変わりますね、ええ。

　こみっくがーるず

　巷では評価が高いようなのですが、ごめんなさい、私には合いませんでした。主人公があの実力でプロとか言われても……。ちょっとポンコツ過ぎて。同人で活躍する設定ならまだ見られたのですけどね。それともきららならあの実力でプロになれるのでしょうか……（汗）。

　ゴールデンカムイ

　いやあ、バイオレンスとギャグとアイヌのバランスが絶妙な原作をしっかりアニメにしてくださって、とても面白かったです。毎週楽しく見る事が出来ました。台詞が全部無修正だったのもインパクトが強かったなぁ。勃起！

　されど罪人は竜と踊る

　何度か見逃した回があって、そのおかげでなんだかよく分かりませんでした（汗）。２人の掛け合いの軽口が寒くてしょうがなかったし、そろばんにーちゃんの動きが生理的に無理でしたけど、シリアスな部分では中々に興味を引く展開もあって、全体的に言うと惜しいなあって感じでした。

　食戟のソーマ餐ノ皿「遠月列車篇」

　原作の丁寧なアニメ化。それ以上でもそれ以下でもありませんでした。感想は以上です（汗）。いや、つまらなかった訳ではないんですけどね。

　ソードアート・オンラインオルタナティブガンゲイル・オンライン

　私、ＰＫが苦手なんですよね。だからＰＫしまくる主人公が生理的に苦手で、最後はラジオドラマ状態でした。好きな人は好きなんだろうなとは思います。アニメの質は高かったですね。

　ダーリン・イン・ザ・フランキス

　エヴァとトップをねらえ！　とグランラガンと、他にも色々混ざったような作品でした。女性の姿のロボと言うとＦＳＳも元ネタのひとつになるのかな。最後は感動みたいな終わり方でしたが、ひとつ疑問が残るのです。地下都市の大人達は最後どうなったのかと。確か描写ありませんでしたよね？　物語的に多分全滅したのでしょうけど、そう言う描写はしていなかった気がします。そこが心残りかな。単に私が見逃していただけなのかも知れませんけど（汗）。

　東京喰種トーキョーグール：re

　原作の忠実なアニメ化で、原作の不親切なアクションシーンが分かりやすく見られたのは良かったです。一番印象に残っているのはあの癖のあるＥＤなのですけどね（汗）。

　刀使ノ巫女

　色々どんでん返しされて中々安心して見られなかった作品でした。終わってみれば王道の展開だったのですけどね。様々な流派の剣技が登場するのですが、うまく活かせていたのかな。ぼうっと見ているだけだったのでそこはちょっと心残りです。

　覇穹封神演義

　終わってみれば原作ファンも初見の人も等しく置いてきぼりにした最悪のアニメ化でした（汗）。最近の過去作品のリメイクはほぼ成功していたのに、この作品だけどうしてこうなった……。

　バジリスク～桜花忍法帖～

　超常の忍術バトルでしたが、最終決戦での各キャラのやられ方が捨て駒すぎて唖然としました。初っ端から伊賀と甲賀のベテランが無残に殺されているのですからおかしくはないのですけど。最後のトンデモ展開には開いた口が塞がりませんでしたね。

　でも作風的にアレで良かったのでしょう。バジリスクってそう言う作品なんです。

　ひそねとまそたん

　昔からのしきたりを今の感性でぶった切ると言う王道的な展開でしたけど、ひそねのまそたん愛が全て持っていった感じですね。姿を消して３ヶ月どうやって過ごしていたのかまるっきり謎ですけど、多分あの中は時空が歪んでいて現実世界の３ヶ月もあの中だと１日とかそのくらいしか時間が過ぎていなかったんじゃないかなと、都合の良い解釈をする私です（汗）。

　ピアノの森

　私は原作の流れを知らないのですけど、最終回を見た限りではかなり端折った風な印象を持ちました。２クール目もあるようなのでその時にそのあたりも明かされるのでしょうか？　全体的に優しい空気が流れているので、見ている間は癒やしの時間になりましたね。

　フルメタル･パニック！ Invisible Victory

　シリアスで救いの少ない展開が見ている間、緊張感を感じさせました。最近こう言う作品って珍しいですよね。もうちょっと作画を頑張って欲しい回がいくつかあって、そこは少し残念でした。きっと仕方ないのでしょうけどね。

　鬼灯の冷徹(第弐期その弐)

　安定の面白さでした。各キャラも生き生きとしていて、見ていると地獄が身近に感じられますよね。キャラの掘り下げも見事でファンが多いのもうなずけます。

　魔法少女サイト

　シリアスな魔法少女作品です。物語的には終わっていないので需要があれば二期も作られるのかも知れません。限定されたステッキの能力で必死に抗う魔法少女達の姿と主人公の兄貴の変態具合が目に焼き付いています。ＥＤの精子の動きも気持ち悪かったなぁ。

　メガロボクス

　あしたのジョーをモチーフにした作品で、力石がもし死ななかったら……と言う展開の話のようにも読み取れました。随所に昭和アニメっぽい男臭さとたまに挟み込まれるラップの不思議なフィット感。最後は普通のボクシングじゃねーかと言うツッコミ。それでも視聴中は濃密ないい時間を過ごせました。面白かったです。

　ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語-

　今期一番のダークホースでした。序盤は大人しかったのにどんどんパロディのスケールが大きくなって、他アニメのキャラが普通に出てきたり、けもフレ問題を大胆にパロったり、ヤバ系の時事問題にも深く切り込んできたりと危ないネタのオンパレード。本当よく放送出来たなと思います。ネタがパロなのにストーリーも破綻していないんですよ。本当に脚本の神業を見ましたね、ええ。

　LOST SONG

　この作品は古き良き王道ファンタジーと見せかけた高度なＳＦだったのです。まさかの叙述トリックを王道ファンタジーアニメで見せられるとは思いもしませんでした。最終回の演出が少し説明不足でしたが、まぁ何となく察せるレベルです。物語後半の怒涛の展開にはきっと誰もがびっくりする事でしょう。あの展開になるまではぼうっと見ていましたけど、謎が明かされてからは興奮しながら見ている自分がそこにいました。展開が少し特殊だっただけで、作品の締め方はほぼ王道の流れだったのですけどね。

　と、言う訳で２０１８春クールに終わった作品、記憶に残るものは意外と少なかった印象があります。小さくまとまった作品が多かったのかな。原作モノも手堅くまとめてきた感じですしね。

　そう言う中で個人的に印象に残ったのは、グラゼニ、メガロボクス、ラストピリオド、LOST SONGくらいでしょうか。特にラストピリオドのリミッターの外れた暴走具合はポプテピピックに匹敵するレベルだったのではないかと思います。

　これらの感想はあくまでも個人的な感想ですので、どうか目くじらを立てないようにお願いしたいと思います。こいつ浅い感想だなと軽く鼻で笑ってやってくださいね。