フルメタル・パニック! Invisible Victory

 フルメタル・パニックと言えば原作は往年の名作ラノベですよね。ラノベのテーマとしては珍しくミリタリロボアクションモノです。ミリタリマニアも納得の濃い描写が人気を博しました。以前にも2002年、2005年にアニメ化されていますね。2003年にはもふっふと言う外伝もアニメ化しています。


 今回のアニメ化は正規シリーズでは第3期になります。この話から見始めた人は話が途中から始まって混乱するのではないでしょうか? 私は混乱しました(汗)。

 そう、私、この作品が初フルメタです。13年ぶりのアニメ化なのに前回までのあらすじ的な話を挟まないとは強気で素晴らしいですね。


 初っ端から主人公たちの属している組織がボコボコにやられてしまう衝撃的な展開にハラハラしてしまいましたよ。主人公のケタ外れた戦闘センスにもう痺れまくりです。とにかく人が死に過ぎィ! 途中から見始めたが故の色々と説明不足な部分は説明サイトとかで補完して見ています。絶望的な状況の中でのギリギリの攻防戦は手に汗握りますね。


 初めてフルメタを見て一番最初に思ったのは、ロボットのコクピット周りがパトレイバーに似てる! と言うものです。主人公機のデザインもレイバーっぽい気がしますし。意図的なのかなコレ。


 作風として、常にギリギリの状況を主人公の技量でクリアする展開が続いていますね。これもある種の主人公チート作品とも言えそうです。その能力は自分で磨いたものと言うところが巷のチーレム作品と違うところですが。


 この作品の魅力のひとつがこの主人公無双っぷりでしょう。そう言う主人公に対する敵はやはり、桁の違う強さを秘めています。架空の現代が舞台なので一応すごい強い人間、って言うレベルですけどね。情け容赦ない展開にハラハラドキドキですよ。

 最初は相良宗介の軍人すぎる言動にうわあ……と思ってましたけど、もうすっかり慣れました。彼はああじゃなくちゃいけませんな。


 主人公機は序盤で破壊されてしまって、しばらくは格落ちロボでの戦闘が続いていますけど、ロボアクションも魅力のこの作品、その描写も抜かりないですね。ここでもまたパトレイバーを思い浮かべてしまいます。私がパトレイバーの呪縛に囚われすぎなだけなのかもですが(汗)。


 今季のアニメでどこまで物語が進むか分かりませんけど、多分原作の最後の話までには届かないのでしょうね。切りの良いところまで進んで、後はまた次回、って感じでしょうか。もし第4期があれば、そこで完結かな、などと勝手に想像しています。どうなるか分かりませんけど。

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