日々徒然趣味日記

ゆるキャン△

　この作品は女子高生達のゆる～いキャンプ生活をメインに描いています。キャンプがテーマになると言うのも珍しいですし、実在のキャンプ地が多く出てくるのも特徴ですね。キャラも個性豊かで良い子達ばかり。きらら作品だけあって同世代の男子キャラはほぼ活躍しません。女の子達だけで楽しくわちゃわちゃするだけの作品です。だがそれがいい！

　最初にこの作品がネットで話題になったのは「くぁwせdrftgyふじこlp」を見事に声優さんが発音したシーンだったのではないかと思います。実際はこの作品以前でもしっかり発音した作品があったそうなのですけど、珍しい事には変わりありませんよね。この作品ではＬＩＮＥでキャラ同士が文字で会話するシーンが頻繁にあるのですが、そのやり取りも楽しくて見ているとほんわりします。

　肝心のキャンプの描写もしっかりしていて、キャンプ道具の値段から使用方法、注意項目までしっかり説明してくれます。キャンプ場によってルールが違ったり、キャンプ地の環境の違いなどもしっかりした取材で丁寧に描写されているので、これからキャンプをしようと言う人にも大変役に立つのではないかと思います。

　それと、実在の場所が舞台と言う事で聖地巡礼も比較的簡単ですよね。自治体が作品に協力しているのもあって、自治体がこのブームに乗っかろうと奮戦しているのもちょっと微笑ましいです。観光アニメとしての効果もバッチリですヨ。

　私はインドア派なんですけど、この作品を見ていたらちょっと外に出てみようかなって気にもなってきます。いきなりのソロキャンはハードルが高いですけどね。

　後、実在の場所が舞台だからでしょうか。背景がとても美しいです。「よりもい」や「ハクメイとミコチ」などでもそうですが、背景が美しい作品は名作の法則はこの作品でも通用しました。きっと作品に登場したキャンプ地に行けば全く同じ景色を楽しめる事でしょう。近場の人が羨ましいっ！

　今まで富士山と言うと多くの人は静岡をイメージしていたと思いますけど、これからは山梨をイメージする人も増えそうですよね、この作品のおかげで。作品には山梨以外のキャンプ地も出てきますが、どのキャンプ地も景色が美しいです。美しい場所がキャンプ地になっているのですから当然なのですけど。

　作品で描かれている季節が１０月から１２月までなので秋クールの放送だったら１番ベストなタイミングだったのにと、少し残念にも思います。こればっかりは中々うまくはいかないものなのでしょうけどねー。