日々徒然趣味日記

カーズ クロスロード

　夏映画で意外と騒がれていないカーズの最新作、観て来ましたよ。私はカーズの１作目から好きで３も喜んで観て来ました。何故日本版のタイトルが３じゃないのか、本作を観て納得しました。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、映画のクライマックスでびっくりする展開になる為にそう言うタイトルにしたのでしょう。

　タイトル変更を非難する人も多かったですし、私も映画を見る前は憤慨していたのですが、映画を観た後はタイトル変更容認派に転向です。

　まぁでも別に３でも問題ないと言えば問題ない気はするんですけどね。

　映画の出来は良かったですよ。カーズを観た日は他にパワーレンジャーとパイレーツ・オブ・カリビアンを観たのですが、個人的にはカーズが一番面白かったです。

　車達の動きもカメラワークも最高でした。カーズの１作目で仲良くなった車達も健在で関係も良くて。映画を観始めてすぐにああ、カーズの世界に帰って来たんだなあと実感します。

　この映画と言えば嫌味なライバルの存在が欠かせませんが、今回は新人がその役を買って出ています。この新人が電気自動車っぽくてかっこいいんですよ。

　カーズは車の生命体の話なので動力の紹介はありませんでしたけど、モデルは間違いなく電気自動車ですね。

　お約束のようにライバルに勝てなくてクラッシュしてと言う展開。映画の予告でもここまでは紹介されていますね。そうして予想出来ると思いますが、その復活は中々上手く行きません。テンプレです。ネタバレはここまでにしておきましょう。

　映画の新キャラとしてトレーナーの黄色い車が出てきますが、この車が今回の話のキモなんです。最初は全然馬が合わなかったのにいつの間にかすごく信頼し合う感じになる、お約束ではありましたけど、その流れが実に自然で見事でしたね。

　今回の話のテーマは世代交代です。あの無敵の強さを誇ったマックイーンが有能な新人の登場で一気に前世代機扱いになるのは淋しかったですね。でも機械の世界だとそう言うのはきっと日常茶飯事なのでしょう。

　世代交代と言う事で映画のロッキーシリーズを思い起こす人も多いかと思いますが、その想像で概ね合っています。３作目を作る意味をここで感じましたね。

　カーズは多分この３で完結だと思います。４以降作ったら物語的に蛇足になるんじゃないかな。と、言う訳で暫定的完結編のカーズ　クロスロード、おすすめです。