ACCA13区監察課

 この作品、雰囲気が好きなんですよね。頭のいいキャラが活躍する話が好きなので。OPからオサレ全開なのでこう言うのが苦手な人もいるでしょうね。

 って言うかキャラを見た時点で期待値が上がっていたんですよ、これは面白そうだなと。アニメを見続けている人あるあるだと思うのですが、こう言う事ってありますよね。気に入ったキャラの作品は(その人にとって)名作が多いと。

 実際に放送が始まるとただ頭のいいキャラが活躍するだけじゃなく、良質な飯テロアニメであると言う事も判明しました。それ必要なの?って思うくらい食事シーンが凝っていて美味しそうなんです。毎回ご飯やらスイーツやらを食べるシーンが登場します。OPでも登場するくらいですし、この作品の売りのひとつなんでしょうね。


 さて、作品はTwitterの鳥みたいな形の国、ドーワー王国を舞台に様々な組織を傘下に置くACCAと言う組織の監察課の活躍を描きます。この監察課がすごいのんびりしているんですよ。国の治安が安定して不正も余り見られなくなったと言う事で監察課廃止の話も出るほどなんですよね。緊張感のない職場っていいですよねぇ。

 主人公の監察課副課長ジーン・オータスは「もらいタバコのジーン」と呼ばれ、行く先々でもらいタバコをしながら情報を集め、問題を解決していきます。


 ドーワー王国ではタバコが高級品と言う設定で、タバコを吸っているだけで主人公は煙たがれます。タバコだけに。そんなもらいタバコが重要な要素にもなっていて、そのお陰でジーンは色んな情報を知り事件の真相に迫っていくんです。


 このジーンと言う男、常に半目でやる気があるのかないのか、常に淡々と仕事をこなします。この雰囲気がパトレイバーの後藤隊長のようで好きなんですよ。本音なのか演技をしているのか、何か隠しているようにも見える感じがまたいいですねぇ。


 監察課の仕事でドーワー王国内をグルグル回るジーンですが、この国が13の自治区に分かれていてそれぞれ全く風土が違うんですよね。そう言うのもこの作品の魅力になっています。やたら農作物が育つ自治区があったり、封建的な中世っぽい自治区があったり……。


 今はまだ作品の途中ですが(※執筆時)、ジーンはこの国を巡るクーデターの陰謀に巻き込まれていきます。様々な人物の思惑が複雑に絡まりあい、真実は中々明らかにされません。この謎が解かれていくのも見ていて楽しいです。


 深夜アニメでは珍しく原作完結(全6巻)後にアニメ化されているので、多分最後までアニメ化してくれると思います。複雑な物語なので毎回見るのが楽しみな作品です。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る