　前回グラディスを取り上げたので今回はツインビーを語りたいと思います。

　ツインビーと言えばこちらもコナミの代表的なシューティングゲームでしたね。グラディウスが横スクロールの代表作でツインビーが縦スクロールの代表作でした。

　このツインビーも人気が出てシリーズが何種類も作られたのも記憶に新しいと思います。新しいと言っても今の若い人には分からないか、新作はもう随分作られていませんからね――って言うか今のコナミにツインビーを作れる人材がまだ残っているのかどうか……(遠い目)。

　えっと、話を戻しまして、ツインビーと言えばその明るい世界観と独自のパワーアップシステムが特徴的ですよね。キャラも音楽もポップで楽しくゲームをプレイ出来ました。

　ツインビーのパワーアップと言えば雲を撃つと出るベルですね。これが撃つ度に色が変わって、こうやってつけて……じゃない、特定の色になったところで取らないといけないので調整が難しいんですよね。その間も容赦なく敵が襲ってくるし。

　パワーアップもそうですが、ツインビーってやられてもスクロールが止まらずにそのまま新しい自機が画面外からやってくるのもまた新鮮でした。途中から再開がないので進みやすいと言うか、パワーアップしてボスに挑めないのでその点で不利と言うか……。個人的にはこっちの仕組みの方が好きですけどね。

　それからツインビーと言えば合体攻撃！２プレイヤーでゲームをすると協力プレイになるんですよね。しかもこの２機で合体して攻撃が出来る。その攻撃は結構強力で２Pプレイではよくお世話になっていました。その合体攻撃は縦合体と横合体とがあって、縦合体ではつんつんとぶつかった時だけ拡散弾が撃てるんですが、横合体では自機同士が手を握り合います。こっちはずっと手を繋げたまま合体攻撃を出し続けられるんです。縦合体と横合体とでは攻撃パターンもまた違っていて、これ、よく出来てますよね。

　手の生えた自機なんてツインビーくらいでしか見た事ないですよ。普段自機はその手で地上攻撃をしているので手がやられると地上攻撃と横合体攻撃が出来なくなるのも凝ってましたね。

　手がやられると言う表現で分かる通り、敵の攻撃を受けてもそれが手のある部分だったら手を失うだけで済みます。最初から一発分のバリアがあるようなものですよね。

　しかも一回だけなら救急車がやって来て治す事が出来るんですよ。なんて素晴らしいゲームデザインなんでしょう。

　ゲームのパワーアップが難しいと言う難点はあるものの、ツインビーはとても楽しいゲームでした。明るい世界観のシューティングゲームって珍しくて、ツインビー以外ではファンタジーゾーンとかコットンとかはちゃめちゃファイターとか数えるほどしかないんじゃないかなぁ？あ、パロディウスもそうですよね。

　今はシューティングゲームの人気もなくて、明るい世界観のゲームも全然見られませんけど、新作で明るいゲーム出てくれたらなぁ……なんて思っています。