MYST

 えー、今回はゲームの話になりますね。取り上げるソフトはMYSTで御座います。

 今の若い人には知らない人もいるかも知れません。あ、そう言う事言うとこのエッセイで取り上げているゲーム全般、知らない人がいそうなソフトばかりでした(汗)。


 MYSTを一言で言うと主観視点のアドベンチャーゲームです。画面上にある少ないヒントを頼りにMYST世界の謎を解いてその世界の危機を救うのが目的です。


 私が初めてMYSTを見たのはサターンやプレステが次世代機と呼ばれた頃でした。新作発表でこのゲームの画面を見た時に何て斬新なんだって思ったのを覚えています。今では普通ですけど3DフルCGの画面内をうろついて色んな所をクリックして進むそのゲーム性は当時ものすごく新鮮だったんですよ。

 MYSTを初めてプレイした時はきっと将来この系統のゲームがどんどん出てくるんだろうなと思ったものです。

 ……結果は、MYSTが唯一無二になってしまいましたけど……。


 いや、MYST系ゲームっていくつかは出ましたけど、本家を超えるものは出なかった(※個人の感想です)ですし、MSYT自体もさくっと完結しちゃいましたので……。この流れはちょっと残念ではありましたね。もっとこんな雰囲気のゲームを味わいたかった。今でもこの系統のゲームって出てるのかなぁ?


 MSYTのプレイ感はまるで夢の中を彷徨っているような感覚なんです。1人で謎の異世界を彷徨ってそこにあるギミックを動かしてミッションをクリアしていく。パズル敵要素も多くて、向こうでレバーを上げるとこっちで水位が下がって新しく行ける場所が増えたり、そっちでスイッチを押すと別の場所でギミックが作動していたり……あっちこっちに移動しながら少しずつ物語を進めていくんです。

 ヒントをくれる人もいますけど、手伝ってはくれません、基本。確か敵対する存在もいて彼らはプレイヤーは騙そうとしたりも……確か、したはずです。


 この基本行動は1人って言うのがね、もう最高に夢っぽいんですよ。舞台となる世界も夢の世界のようなシュールな光景で最高のゲーム体験でした。一作目のMYSTの時は人が本の中に閉じ込められていて本を開けると動画で彼が演技して助けを求めたりとかするんですよね。ああ言う演出、良かったなぁ。2作目では謎の動物も出てきたり……。


 実はMYST、IとIIしかクリアしてないんです。シリーズはVで完結らしいのでそこまで追えられれば良かったんですが……。コンシューマーではIIIまでは出ていて、それを買いはしたんですけど、結局クリアはしておりません。何てもったいない!  ゲームってやりたい時にすぐに手を出さないとやりそびれちゃうものなんですね……(反省)。


 今でも360版のMYSTIIIを買った時についてきたサウンドトラックをヘビロテで聴いております。この曲が本当に悪夢っぽい雰囲気でいいんですよ~。最高です!


 今の技術でこれ系のゲーム作ったらすごいんだろうなぁ。当時は基本静止画でしたけど今だったらリアルタイムにグリグリ動かせるだろうし、そう言うMYSTも見てみたい。ゲーム情報に疎くなって知らないけど、そう言うゲームって出てるのかな?


 あ、もしあったとしてもリアルタイム重視でアクションゲーム寄りになってたら手は出せないかも。ほら、自分、アクションゲーム苦手ですから……(涙)。

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