君の名は。
今年の邦画の話題と言えば「シン・ゴジラ」と「君の名は。」ですよね。ゴジラの方はちゃんと夏の間に観たのですが「君の名は。」の方は観るつもりなかったんです。
何故かって言うと地元で上映をしていなかったから(汗)。
それで夏以降は映画と縁のない生活を送っていたんですけど、「君の名は。」はずーっと人気を持続しているし面白い面白くないで論争になっているし、機会があるなら観てみたいなとは思っていたんです。
で、先日今どんな映画上映されてるのかなって調べたら「君の名は。」地元で上映されているじゃあないですか!愛媛の片田舎で夏の映画がこの時期に終日上映してるんですよ!私びっくりしました。こんな現象、「千と千尋の神隠し」以来だなと。千と千尋も夏の封切りで冬休みまで上映していましたからね。私劇場で4回観ました。
そんな訳で安く観られる日に観て来ましたよ。ああ……新海映画を地元で観られる日が来るとは……(遠い目)。
けなす人がけなすほどの穴がどこにあるのか、それを確かめてやるぜ!(ヤな視点)
で、観ての感想は……面白かったです。ただ、名作かと言われればそこまで称えるほどでも?とは感じました(※個人の感想です)。観る前に色んな情報を知り過ぎてしまったせいもあるかも知れません。
この映画で特筆すべきはそのビジュアルですよね、やっぱり。冒頭なんて視点がグワングワン変わってちょっと酔いそうなくらいでしたよ。背景美術の美しさはさすが新海作品です。それだけで元が取れるとすら思います。
この作品、人格入れ替わり作品ですよね。男女が入れ替わると言うのは映画「転校生」の頃にパターンとして馴染んでしまったところがあって斬新さはありません。
ただ、遠くの見知らぬ男女が入れ替わると言うのは新鮮でした。この入れ替わった根拠がそう言うもので済まされているのが雑かなあとは思ったり(バレ)。後、入れ替わる度に胸を揉んでいるのは面白かった。
映画のクライマックス、この部分を語るのはまだ上映しているのでまずいのかな?色々あって危険が迫るんですけど、最後までうまく行くのかってハラハラしました。
ああ言うハラハラは映画の展開じゃお約束なんですけどね。
結局、受け入れなられない人の受け入れられない理由はよく分かりませんでした。その人の意見をまともに読んでないのもありますけど、そんなに声を荒げて拒否せざるを得ないところはなかった気がします。整合性なんて言い始めたら大抵の作品はどこかに荒がありますからねえ。
ご都合主義的な部分と力押しで乗る切った部分は確かにあります。あのシーンでああなるのは不自然かも?と思うところも。
でもそれがあの部分がああなったから印象最悪だった、とは、少なくとも私はならなかったなぁ。きっとそう言う事を気にする人は映画に求めるものが違うのでしょうね。
同じ新海映画でも「星を追う子ども」はかなり残念な部分があったんですよ。一番残念だったのは世界各国の軍や秘密組織が狙う地底世界のお宝がしょぼかった事。伝えたいメッセージは伝わるんですけどね。ま、この映画は新海作品でも失敗作と呼ばれていますから……(汗)。
今のこの映画の人気は作品の力+時代の流れに乗った部分が大きい気がします。きっと若い人に人気なのでしょうね。今まで新海作品に触れた事のなかった人が新海映画の魅力にハマったのだと推測しました。
しかしネタバレを避けるように書くとやっぱり余り多くの事は書けませんね。多分この映画の事をほとんど伝えられなかったと思います。もう上映が始まって3ヶ月(※執筆時)経ちますし、今更魅力を伝えなくても観る人は観ている状態だろうし、まぁいいかな(投げやりなオチ)。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます