そうしてぼくらは生きていたの章
ピグマリオン【Pygmalion】
ピグマリオン【Pygmalion】
…ギリシア神話に登場する王の名。現実の女性に失望していた彫刻の達人ピグマリオンは、あるとき美と愛の女神アフロディーテをモデルに理想の女性を彫刻する。彫り進めるうちに彫像の裸体が気になり始め、服を彫り入れて完成させるが、やがて本当に恋心を抱いてしまう。
物言わぬ彫像に心囚われ、「もし彼女を手に入れられないのなら、あの崖から飛び降りてしまおう」と呟いては食事も手に付かない。
哀れに思った女神アフロディーテは、ガラテアと名付けられた彫像に命を与え、ピグマリオンはそれを妻とした。ガラテアとは、『乳白色の肌を持つ者』の意味を持つ。
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