ボンゴレ☆ビガンゴ先生、素敵なエッセイをありがとうございます!
『クソつまらない小説を書いている奴ら』は、『面白い作品を作る為の勉強が出来る』という絶好の機会が天から与えられたという事。面白い作品を作ろうと様々な勉強をすると、ヒット作品を連発する作家先生の凄さが本当の意味で理解出来る様になりますし、名作/傑作が、どうして名作/傑作として高く評価されるのか、またそれら名作/傑作と比べて自分の作品がどうして『クソつまらない』のか、という事をより深く考える事が出来る様になり、その結果、新しい知識や知見を獲得し、視野が広がり、思慮が深くなります。視野が広がって思慮が深くなると、今まで見えなかったものや、理解出来なかったものが理解出来る様になり、思い付かなかったアイデアが生まれます。更に『読者の為に何をすればいいのか?』という視点を持つ事が出来る様になります。それも全て『クソつまらない』という事を自覚し、それを何とかしようとする所からしか生まれません。
名作/傑作を書いたり、ヒット作を連発する作家も、『クソつまらない小説を書いている奴ら』から始まりました。面白くする為には何が必要か、何をした方がいいのか、読者の喜びを得る為にはどうすればいいのか――自分が『クソつまらない作品しか書けない小説を書いている奴ら』だからこそ、その事を真剣に思い、考え、学び、その結果思い付いたアイデア、練りに練った構想を物語として実行する。ひたすらに実行し続ける。その果てにきっと必ず『クソ面白い作品』が待っています。そしてその遥か先に、きっと作者である貴方は、本当に欲しかった物を掴む事が必ず出来る事でしょう。貴方の幸運と幸福を、心からお祈りします!!