活字の力

 私たちは文字を書きますよね。文字を書くのは言葉を伝えるためであり、思いを伝えるためです。言葉を記録する為に生まれたのが文字です。


 そんな文字ですが、書き文字と活字ではまた文字の印象が変わってきます。私達が普段触れる活字は新聞だったり書籍だったり雑誌だったりと正しさが担保されているものがほとんどです。


 私達は活字に囲まれて生活しています。そして活字にはその文章は正しいのだと訴える力があります。無意識の内にそう思わされているのです。


 なので、どのような内容でも活字化されるとそこに説得力が生まれます。インチキ広告に騙されるのも説明の文章が活字で記されているからなんです。これが手書きで書かれていたら活字ほどの説得力は生み出されない事でしょう。


 手書きには手書きの良さがあります。その人の人柄まで読み取る事は活字では難しいでしょう。活字には個性を廃した無個性で冷徹な部分があり、それが謎の説得力に繋がってしまうのです。


 そうして今やネットの時代です。ネットに文章を書き込んでいるのは執筆で仕事をしている人だけではありません。今の時代、自分の言葉に無責任な普通の人がメインで使っていると言っても過言ではありません。

 有り得ないデマや、有り得そうな捏造された話などネットにはゴロゴロと転がっています。その正しくない情報が活字化されているからネットのデマに多くの人が騙されてしまうんです。私はそう思います。


 勿論ネットのデマはそれがデマだと気付いた人のその情報は違うよメッセージも程なくして流れるので情報に注目していれば騙される確率も結構低くなります。皆さんも是非何か情報を得た時は出来るだけ鵜呑みにしない事を――そんなのはネットする人にとって常識ですよね。


 今回何が言いたかったかと言うと、どんな情報でも活字化されると大幅に説得力が増すよね!あれ気をつけなくちゃね!って話なのでした。

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