7月の雪は優しく名前を呼ぶ

作者 蒼山 螢

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★★ Very Good!!

父親のいない少女と雪の世界から来た不思議な青年のお話。

優しさに満ち溢れた会話文によって、少女の心につかえていた何かが、雪のように溶けていきます。

7月に降る雪というのは、何とも幻想的で、実際に体験してみたくなりますね。

そして、青年の正体ですが、きっとあの人だな。私はそう思います。
これは、読者の数だけ答えがあるのでしょう。

★★★ Excellent!!!

14歳の女の子が主人公の短編です。

家庭の事情もあるのですが、母親に反抗的な態度をとってしまい、それを反省しても素直になれないという気持ちを丁寧に描いている作品です。

さらに後半は不思議な青年との会話ですすんでいくのですが、とても静かな印象なのに、切なくて胸が痛くなりました。

素直でまっすぐに気持ちを見つめて描いている、素敵な作品です。