けむにまいたり

作者 なみさとひさし

詭弁・方便・演技力。東洋医学に織り交ぜて、オカルト事案をけむにまけ!

  • ★★★ Excellent!!!

ダメダメな院長のせいで、今やあおぞら治療院の経営は火の車。そんな治療院で働くモグリの鍼灸師、日陰先生。
ある日彼の元に、とある患者が訪れます。「具合が悪いのは霊に取り憑かれているからかも…」と。
日陰先生、技術を駆使して治療は見事大成功。重要なのは、気合いとハッタリ。土台となるのは知識と自信!
ですが……
「一度オカルト的なものに関わると、立て続けに関わるようになりがち」
かつての師からの予言どおり、呪いやらゴスロリ魔女、様々なトラブルが彼に付きまといます。
これらの災厄を、日陰先生がどう振り祓って行くのか。これが滅茶苦茶面白い。文字どおり滅茶苦茶で、なんとも怪しく面白いのです!
とは言え、それらのワザはしっかりとした知識と経験、信念に基づいたもの。我々の実生活でも役立ちそうなアレコレが、ふんだんに盛り込まれています。
最終章では、いじめに悩む少年が弟子入り。日陰師匠の元、少年が目覚ましい成長を遂げるのも見所です。

東洋医学の知識、武術の心得、心と身体の密接な関係等、様々な教えが詰まった、愉快痛快な作品。読んだらちょっと強くなるかも(?)

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