けむにまいたり

作者 波里久

84

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★★★ Excellent!!!

 魅惑のパフォーマンスに魅了されるうちにメッセージを受け取り、勇気が湧いてきたと思ったところで、不思議な読後感(煙?)に包まれ、今に至ります。

 誰かが認めてくれるのを待つんじゃない。自分が自分の一番の理解者である。やろうと思えば、本当に何でもできる。過去も現在も胸中も黒い腹の中も全てをけむにまいて、今日もどこかでトラブルシュートの策を講じているのかもしれないなあと妄想してしまいました。

★★★ Excellent!!!

さらさらと読みやすい、優しい文体で綴られた小説です。
オカルト、格闘技、イジメ、そして鍼灸、多様な分野の知識、技術を交えながら人の抱える”問題”見つけ出し、煙に巻いてしまう作者様の知識の広さと抜群なユーモアセンスが冴えに冴えています。



舞台は「あおぞら治療院」という平和な屋号の治療院。

しかしながら登場人物は曲者ぞろい。
ゴスロリ魔女に、勝手に呪われたと思い込む商店街の人々、治医院長は仕事中に不倫をしてる。

そんな曲者たちを治療?する主人公であるモグリの鍼灸師は、ある意味では道化を演じる冷静な男、ある意味では誰よりも曲者な狂人です。

狂気と冷静の間で曲者たちを煙に巻き、患者たちを導く? 彼の姿は物語の中だけに納まらず、人間の普遍的な心の強張りを読み手に気づかせてくれるかもしれません。


また、呪いの解釈をただのオカルトやプラシーボ効果として扱うのではなく、作者様の呪いに対する”現実的な”論理展開も見所です。

★★★ Excellent!!!

東洋医学&けむまき解決法で、日陰は患者を救済していく。
魔女や呪いなど、医学では太刀打ちできない心身性の病を……けむにまく形で収束させていく様子が愉快でした!

第三章のシンゴとのやりとり……とても良かったです。
そうして心を強くして、いじめなんて克服していって欲しいものです。

1話1話の分量も適切で、とても読みやすかったです。
日陰は微妙で不思議なキャラですが、とても魅力的でした!

★★★ Excellent!!!

ゴーストバスターズでも、鍼灸治療でもない。
ただ、得た知識と技術、そしてパフォーマンスで患者さんを救ったり…けむにまいたり…。
お話に出てくる専門知識などが、普通に勉強になります。
日陰がパフォーマンスで適当に言っているものもあったりしますが、日常心理でつかえるものなど、とても面白い。
終盤あたりは、いじめが背景ですが、ほのぼのとしていてよかったです。

★★★ Excellent!!!

テーマがあって、面白いキャラがいて、隠されたメッセージがある。

煙に巻く、、、けむにまいたる手法を使って、色々な出来事をこなしていく主人公。
物語の最後では、その副作用?によって、魔女だとか弟子が側にいるようになった。

和気藹々ではないかも知れませんが、一歩引いた主人公の目線や、淡々としているはずの物語が、文字によって面白く見えてくる。

赤が好きか、青が好きかの問題。
僕はこういった雰囲気のお話は大好物です。


にぎた

★★★ Excellent!!!

なかなか変わった小説です。もぐりの鍼灸師が主人公なのですが、そこからしてすでにけむにまかれてます。患者さんがいて、オカルトめいた問題が起こり、それを主人公が解決していくのですが、解決してもやっぱりけむに巻かれた気分です。これは悪い意味ではありません。そういう物語なのです。
文章も読みやすいし、オカルトめいた小道具や口上も本格的、そうやって主人公は物語の中だけでなく、読者までけむに巻いてしまうのです。とはいえ、弟子が出てくる3章はなんだかとても暖かい気持ちになりました。
とにかく不思議な読後感の物語でした。

★★ Very Good!!

オカルト系(?)お悩み解決もの。

様々なトラブルを解決していく物語ですが、そのトラブルはもちろん登場人物や解決方法など、胡散臭さ満載です(褒め言葉です)。しかしながら、病は気から、と言われるくらいですから、この物語にも妙なリアリティがあってそこがこの作品の魅力なのだと思います。

個人的な欲を言えば……もっと長い作品で読みたかったなと。恐らくこの設定であればアイデア次第でいくらでもお話が作れそうなので、ここで終わるのはもったいないなと感じました。続編を勝手に期待してます!

★★★ Excellent!!!

悪魔祓いに近い話しです。
しかし、ちゃんとした専門用語も入っていて、それがあるから中身のある内容になっています。少し難しい漢字があったのでルビを打つといいかもしれません。(あ、自分が馬鹿なだけかも・・・)

途中までですが、これからどういった呪いが起こるのか楽しみです♪