第2104話:ケイリ・クリムト~老舗~
「この世界に文明が存在してからはもうとんでもない時間が経ってるわけじゃないですか」
「そうですね、戦争をしていた期間を除いてもかなり長いことになると思います」
「てことは、この世界の老舗企業は何年ぐらい運営しているんですかね?」
「そういうことになりますね。少し調べてみましょう」
「経歴とかまでまとめてあると読み物として面白くて好きなんですよね~!老舗情報」
「お、出てきましたよ。すごい老舗企業の話が」
「どれです?」
「開業から今年で2万年ぐらい経っているらしいです」
「2万年!」
「もう開業当時の資料とかはあんまり残っていないらしいので真偽の程は不明なんですが、2万年はすごいですよね……いろんな業種に広がって存在し続けているらしいです。有名なところの親会社は大体ここだって」
「はぁ~とんでもないですね~」
「こことかもすごいですよ。創業8000年で、まだ創業者が健在で指揮取ってるって」
「とんでもなさすぎる……」
「長命の種族の時間感覚ならではって感じなんですかね~」
「かもね……もし2代目に引継ぎとか、廃業ってなったら社会への影響大きそう……」
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