第1996話:ケル・クルー~古代遺跡~

「古代の遺跡だぁ!」

「本当に古代の遺跡なのか?これ、ちょっと前にこの辺通りかかったときはいなかったぞ?」

「この世界だとそういうこともたまにあるだろ」

「まぁそうか。それだと異世界の古代の遺跡ということになるのか?」

「うーん、結構見た感じ新しい雰囲気だから元の世界では新しい遺跡だったのかもしれないな」

「新しい遺跡は遺跡とは言わんだろ」

「この世界にきたってことは遺跡なんじゃないか?」

「まぁ確かに来てるってことは何らかんらの理由で消滅したとかそういう感じだろうし、着たばっかりなら苔とかも生えてないだろう」

「そういうやそうか。ん、ていうことはまだこの遺跡は誰も探索してないってことなんじゃないか?」

「そういうことになるな」

「ならばまだお宝がたくさんあるってことだぜ! 行こうぜ!!!」

「おうおう、誰も漁る前に急ごうぜ」

「いざ古代の遺跡!」

「だから現代の遺跡だってば」

「それはそれでなんかおかしい気がするんだよなぁ!」

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