第1930話:ハラパ・ライバ~健康被害~
「うーん、どうにも体が重い」
「お、どうした健康被害か?」
「そうかもしれん、最近近くに変な工場ができただろ? あそこから低周波音とか出てるのかも……」
「ちょっと見に行ってみるか」
「というわけで、友人が最近調子が悪いって言うんすよ」
「うちはそんな健康被害を出すような音や電磁波は出してないですよ」
「本当か~? 世界が違うと変な放射線とかも出てるかもしれねぇからなぁ」
「いや、そんな……」
「ちょっと調査させてもらうぜ~!」
「あ、こらダメだって……」
「何もやましい物がないなら見せてくれてもいいでしょ!」
「やましい物はないが機密はある!」
それはそうか……
「しかし、この工場ができたころからって言う話だし、この工場に原因がありそうなものだけど……」
「まぁ季節の変わり目だし、ちょっと体調崩してるだけだよ多分。大丈夫だから」
「そう? でもしばらく体調が戻らないなら引越しとかも考えた方がいいよ?」
「うん、大丈夫だからあの工場から変な放射線とか電磁波とかが出てるとか言いふらさないでくれよな。君はそういうところがあるから」
「うーん、絶対この工場が原因だと思うんだけど、お前が言うなら仕方ない。しかし調べ続けはするぞ!」
「君も体調を崩さないように気を付けるんだよ」
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