第1815話:ジャル・カドリナ~質量保存~
「この工場って無からいろいろ生み出してるって聞くけど、質量保存の法則とかどうなってるんだろうな?」
「質量保存の法則はある世界とない世界があるんだ。この世界はやり方によっては維持されるし、やり方によっては維持されない、そういう世界さ」
「都合が良すぎる……!」
「仕方ないだろう? 様々な世界の法則がほぼすべてと言っていいぐらいに共存している世界なんだ。無限に炎が吐ける生物もいるし、氷結のブレスだって体内で合成しているぐらいだ。意味が分からん」
「確かにな……」
「でもこの工場は確か質量保存の法則には則っていたはずだ、無から有を生み出しているように見えるだけの技術だったと思う」
「なんだそりゃ……」
「俺らの知ってる技術の延長にそういう物があるっぽいんだが、謎の技術だなぁ本当に」
「ほんとだよ全く。そんな工場を奪って運用できるのか?」
「さぁ、リーダーは何か考えがあるんだろ。俺たちは従うだけだ」
「まぁ運用はできるとしたらこの工場制圧したらめちゃくちゃ得なことは確かだ。うまくやろうぜ」
「まさか本当に自爆する工場があるとは」
「びっくりした、無限に近いエネルギーを蓄えてて暴走したうえで爆発するとは……」
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