第725話:コレニア・リーニズ~開けっ放しの窓~
毎日通る道、毎日見上げる窓、いつも開いている窓がある。
いつ通っても開いてる、雨の日でもかまわず開いてるからいつも気になって今日も開いているかどうか確認するのが日課になっている。
して、今日も開いている、いつものことだが部屋の中はよく見えない。
もし、あの窓が閉まってたとしたら私はどう思う、何を感じるのだろう。
それとも、なにも感じず「お、今日は閉まってるな」ぐらいのことだろうか。
それとも、「閉まってる、レアだな。いいことあるかも」か「閉まってる、何か良くないことがあるかも」だろうか。
私はどうかはわからないけど、他の人にはそう感じる人もいるだろう。
しかしはて、ここ3年程毎日見ているが閉まってることを見たことがないから気にするだけ無駄なのではないかと思い始めたが、毎日考えることも無いし、見上げる度に考えてしまう。
閉まってることを想像することもあるし、なぜ開いてるのかとも考えたこともあるし、どんな人が住んでるのかも考えたこともあるし、実はあの窓は絵で絶対に閉じることなんてないのかもしれないとも考えたことがある。
まぁどれも見上げた一瞬での考えでしかないんだけど、まぁ暇つぶし程度にはなるし、見上げるのが習慣になってるから、毎日あの窓に関しての空想をしてしまう。
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