君の色で



――勇気がなくてごめんね


と君は言うが

言霊を言葉に変換する過程は

プログラミングの

言語の羅列とはまるで違う


棘だらけの言葉を

身に受けて

平気で笑っていられるヒトなんか

いないから


ガラクタだと言った

あの人たちの

エガオの方が

よっぽどガラクタだよって


教えてあげる

だって

僕が君を守るから



僕が君を守るよ

黒が白に

白が黒に

塗り替えられても

その色を僕が塗り替える

それぐらいの覚悟があるつもりなんだ


単色の世界で安心する人たちに

歩調を合わせる必要もないでしょ?


僕が君を守るよ

君が織り交ぜた色を

自信をもって

混色したらいいんだ


そのキャンバスに

迷いなく色を塗ったらいいんだ


僕が君を守るから

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