第41話 流レテ流サレテ


夜明け前のいつものシャワー

少しずつ寂しくなる


キミの匂いが流れていくから

ボクのカラダを離れていくから


キミがココにいる気がするのに

ボクのココにいる気がするのに


広いベッドと冷たいシーツ

ボクには広すぎて冷たすぎる


窓から見下ろす夜の街

ボクと同じで眠ることがない


もうすぐいつもの朝が来る

ボクのキライな時間ときが来る


そこで会うのは別のキミ

少し前とは別のキミ


繰り返される 朝と夜

繰り返される スキとキライ


流れていくキミ 流されるボク

心地よくて 寂しくて


行き先なんかわからない

流レテ 流サレテ



RAY

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