第1206話「逸材」

 数百人とすれ違ってきた少女の中でも一際目のが輝いているように見えた。

 それは気のせいでも比喩でもない。

 星のようにキラメキガ見える。


 イリスにもほかにすれ違った少女たちにもない唯一の光。

 これだけでも、すでに得られたものは大きい。 

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