第1113話「真の解放」
俺はその無垢な少女の心臓目掛け腕をねじ込み、握り潰す。
それで終わりではない。
その生暖かい感触が残る右手を数秒前の状態へと時を戻す。
そのぢ地連の動作の中に一つだけ工程を追加した。
この、ひと手間こそが本当の意味で一人の人間を解放することへとつながる。
世界には魔力の結晶が存在していることは知っていた。
主として使えていた者が幼い娘一人信用できないというのならば、この程度のことはやってのけると容易に想像していた。
無論、何もなければそれに越したことはない。
だが、俺の方が一段上だった。
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