第1061話「身構えていても始まらない」
この廊下を歩くたびに緊張で不安を感じずに入られない。
俺がこの道をまっすぐ進まされているのも、全ては決定事項なのだろう。
あえてここで踵を返したとしても、俺にとってデメリットしかないのだから最善の手を完全に先回りしている国王は預言者か何かなのかもしれない。
この世界ではそれがありえると思えてしまうほど、オカルトじみた空気が漂っていることに違和感を感じなくなりつつある。
しかし、それだけの力があるにもかかわらず本人が直接に行動を起こせないことに何かしら意味があると考えられる。
まだ隠していることはあるということだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます