第1005話「違和感からくる不安と期待」
「ど、どうしたら……」
「呪いを解いてもらう。今俺たちのところにはお前にかけられた呪いで苦しんでいる女の子がいる。解呪できるのは術者であるお前が必要なんだよ」
「私が? ……思い出せない」
「どうした?」
「呪いを誰かにかけた記憶がないんです……。私が覚えていないうちに勝手に呪いをかけたような、気持ちの悪さを感じるんです。でも、私がかけた呪いなら解けると思います」
「本当にできるのか」
俺は語尾を強めていった。
嫌な感じだ。
本人の知らないところで起きたことに違和感しかない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます