第971話「終わりの光」

 姿を現さない敵に対して逃げることはできるのか。

 出会わなければそれでいい。

 それが難しいことを二人は理解している。


 それでも、信じているからこそここまできてここから帰るのだ。

 その希望が姿を現す。

 明かりのない闇のな中に、希望の光を見た。


「二人とも無事か!!


 自分たちを心の底から心配していることは、声を聴かなくても分かった。

 それなのに、ディアナは光を失うことになった。

 彼女は触れてしまったのだ。


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