第855話「異世界11日目を行け」

 11日目の朝がやってきた。

 思っていた以上に寝心地の良いベッドだったせいか、囲まれていた環境が良かったかは定かではないが朝起床するまで一度も目を覚ますことはなかった。

 安心して眠りにつくことができたのは何十にもほどこされた結界によるためだった。


 絶対安全かと言われればそうではないのかもしれない。

 それでも、危険な時というものはどれだけ警戒していても意味などない。

 こうして無事に次の日を迎えられたのだからそれでよかったと思えばよい。


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