第844話「これでいて平穏」
元の世界では、このような場面に出くわしたことはほとんどない。
しかし、何度か目の当たりにしている。
それは有事の際であったのだから、この状況が常時あり得るとは思いにくいが危機感などというものは誰からも感じられない。
「この街では徹底して夜で歩くことが制限されているのです。この方たちはここの街の住民ではないので一時的にここに滞在されているのです。私たちが優遇されていることはあまり公にはされないほうがよいでしょう」
「通りで街には兵は見たが、一般人はあまり見なかったわけだ」
特に夜に出歩く理由がなければ治安が良いほうがメリットこそあれ、デメリットは少ない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます