第650話「魔導書を探す為には」
「ミャーは食べ物がいいにゃ……」
「アマトはほしいものはないの?」
「俺は……。そうだな、必要なものはだいたい揃ってるとこれと言ってないものだな。強いていうならば本の類が欲しいくらいか……」
「本?」
「アビリティでどうにでもなるとは言ってもな、やはり活字が恋しくてな。物語の類なら願ったりなんだが……あるかな」
「私も一緒に探すよ」
「ミャーも探してあげるにゃ」
「本も面白そうだね、魔導書探しなんてのも面白いんじゃないかな。アビリティにスキルとなんでもできるダーリンでも、何もないところから作り出すよりアイデアくらいあったほうがいいんじゃない」
「魔導書に触れるのはいいですね。私も協力しますよ」
「助かる」
この後も他愛無い談笑を楽しみつつ床に就いた。
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