第570話「負の連鎖」
このじれったさはまさに生殺し。
来るなら来いと思いつつも時間だけが刻々と進んでいく。
いくらななんでも遅すぎる。
「結局、こんなところでも心の休まる時間なんてないのかよ……」
「あんなに硬い壁を木端微塵にするんだから、どこにいたって安心はできないかな」
「頭ではわかっていても目の当たりにするとつくづく碌でもないって思うよ。ドラゴンって奴は俺にうらみでもあるのかよ……あるか……」
俺は奴らと関係あるのかどうかはともかくモンスターは相当数屠ってきている。
もはやどこに身内がいたとしても不思議ではない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます