第397話「7日目の朝」

 簡易住居の中で寝ていたのはバニティーを除く三人だけだった。

 昨晩は交代で見張りにあたっていたが、バニティーは一番初めで最後がユイナだった。

 

「バニティーさんなら朝食の食材を取りに行ったよ。まだ、出ていったばかりだからすぐには戻ってこないと思うけど」


「ユイナはどう思う?」


「アマトと同じかな。でも、首都につくまでは意識しなくていいんじゃないかな」


「どうも、気になるんだ」  


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