第387話「『媛霊』」

 スペラのアビリティに追加されていていたのは『媛霊』というそのままではスペラに結びつくイメージがわかない。

 媛というの女性に対する美称であり、才媛などと言えば優れた女性への褒め言葉としてなじみ深いだろう。霊というのは魂と同等に扱われることもあるが、強いていうなれば独立しているものを指すことが多々である。

 

 そして、案の定詳細を見ればその内容は文字通りというほかなかった。

 

『媛霊』

:魂を別つことで独立した存在を作り出す。

 その際に生み出された霊体は肉体組織を維持することが可能な原子により実態を得る。

 霊の全ては主に依存する。(独立後はその限りではない)

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 これは前に一度見た力の完全な形での発現なのだろう。

 なぜなら、気になって状況を確認した時にはアビリティの追加はなかったのだから。

 

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