第313話「目覚めは近い?」

 人はそれを必然などと言うが、あくまでもそれは起こったことへの反省から学んだことに過ぎない。

 未来の事など今の俺達には到底計れるものではないのだ。


「じょーちゃんが起きるまではゆっくりしてればいいが。つっても時期さかからんが」


「目覚める気配すらないのに、根拠はあるのか?」


「娘と妻があれにやられた、同じが。あれはそういうものだが」


「ご家族がいらっしゃいますのね」


 ディアナが辺りを見渡し言った。

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